記念日やプロポーズ、退職祝いや何気ないプレゼントに。
花束は様々なタイミングで贈られますよね。
特に発表会や送別会など、お花に興味がない方も、この時ばかりは花束をもらうことも多いのではないでしょか。
でも普段からお花になじみがない人にとっては、花束をもらうこと自体は嬉しいんだけど、
もらった後って「どうしたらいいの・・・?」「捨てちゃう?」って困ってしまう方が意外と多いみたいですね。
そこで今回は、プリザーブドフラワーで保存する場合と、普段お花になじみのない方でも簡単にできるように部屋へ飾る手順ををご紹介いたします!
プリザーブドフラワーに加工する
プリザーブドフラワーというのは、生花に特別な処理を施して長い間保存でるように加工した花です。
プロポーズや記念日にもらったお花をずっと置いておきたいと思っている人はプリザーブドフラワーに加工するのがおすすめです。
加工の手間が入るので少し費用はかかりますが、やはり思い出のお花を残しておけるのは嬉しいですよね!
ただ、プリザーブドフラワーへの加工を行っている店舗はそう多くはありません。
自分で加工することもできるにはできるのですが、シンナーの臭いが部屋についてしまったり、スペースが必要だったりとあまりおすすめできません。
一部の生花店や専門店で加工してもらうのがおすすめです。
当店でも持ち込みの花束をプリザーブドフラワーに加工するサービスを提供していますので、お気軽にご相談ください。
お部屋に飾るオススメの手順
大きな手間をかけずにもらった花をなるべく長持ちさせる、オススメの手順を下記にまとめました。
花瓶をお持ちでない方も、余っているコップやグラスで飾れますので、是非、参考にしてください。
花束のラッピングをほどく
今回はこの花束を例として行います。
まずは、ラッピングを外していきます。
リボンなどがついてると思いますので、
丁寧にほどいてください。
セロハンやラッピングを外していきましょう。
セロハンテープや輪ゴムなどで留められていると思います。
ラッピングを外すとアルミホイルやビニール袋で包まれている思います。
同じく外していきましょう。
また、アルミホイルの中には水分を多く含んでいます。
水が零れてこないように注意しながら外しましょう。
中のビニールや水分を含んだ綿は取り外してください。
水分が出ないようにしっかりと結ばれているので、
ハサミを使って外すのをオススメします。
お花屋さん結びをほどく
ここまでラッピングを外すと、下図のように、紐で切り花がまとめられています。(お花屋さん結びと呼んでいます。)
お花屋さんが作った綺麗な状態で花瓶に飾る場合は、ほどかないでおきましょう。
また、2つに分けて飾りたい場合や、コップやグラスに飾る場合などは、
まとめられた状態だと大き過ぎるので、ほどいてしまいましょう。
ほどき方は下図の3ステップで簡単に外せます。(上に出ている1本の紐を引っ張るだけ。)
花瓶を用意し、5cm程度まで水を入れる
花瓶を用意し、5cm程度まで水を入れましょう。
その際には、花瓶は綺麗に洗いましょう。菌が繁殖するとお花がしおれる原因となります。
また、意外かもしれませんが、水はあまりたくさん入れなくて大丈夫なんです。
5cm前後の深さで水を入れてください。
花瓶がないという方は
普段使っていないグラスを使っても綺麗に飾れます。
その場合は、1-4.で切る茎の長さをグラスの長さに合わせてください。
ボウルを用意し水を入れる
水切り用のお水です。
茎の先が10cm以上水に浸かる深さで水をいれておきましょう。
水中で茎の切り口をカットする
水切りや切り戻しと呼ばれる作業です。
茎の切り口をボウルにいれた水に浸け、ハサミを使って水中で5cm程度カットしてあげましょう。
この作業により、お花が水をしっかり吸い上げることができるようなります。
茎をカットするハサミはなるべく切れ味の良いものを使いましょう。
切れ味が悪いと切り口の細胞を潰してしまい、お花が弱ってしまいます。
この時にあわせて、花瓶やグラスのサイズに合うように茎の長さを調節しましょう。
ちなみに、葉っぱはこんな感じに切っちゃってOKです!
花瓶に活ける
先ほど切り終えたお花を花瓶に入れて飾りましょう!
直射日光の当たらない涼しい場所の方が長持ちします。
もっとお花を長持ちさせたい方は
できるだけ簡単な手順を紹介していますが、お花をさらに長持ちさせる方法はこちらをご覧ください。
最後に
できるだけ簡単にお花を長持ちさせる手順をご紹介いたしました。
気持ちの込もった花束。せっかくなのでお部屋に飾ってみませんか?
お花も、花束を贈った方も喜んでくれるでしょう!
記念のお花なので長く置いておきたいという方には
ドライフラワーや押し花にして長く楽しむ方法もありますよ。
※ こちらの方法は別記事にてご紹介していきます。
上記の方法でさえ面倒だという方は、
ラッピングをほどいて、そのまま花瓶に水を入れて活けちゃいましょう。
お花の持ちは劣ってしまいますが、これだけでも十分です!